そこにいる
蓮井元彦 写真展「そこにいる」
2023年9月12日 – 10月15日 12:00-19:00 最終日17:00まで
156-0043 東京都世田谷区松原1-51-3 エトワール 3F 半山ギャラリー
街で生活をしていると経験する足早な人との出会い。 高校生の頃、クラスメートや身の回りの人々の写真を撮る事から僕は写真を始めた。それは言うならば自分の属する世界をもう少しだけ、もう一歩だけ深く理解するために必要なことだったような気がする。それから時間が経って、今僕はもう一度そのあたりへ戻って、ただ写真を撮りたいと思った。明確な態度表明も、答えもない。しかしそれは、悲観的というよりむしろ肯定的で、かつてないほどに楽観的だ。 そこにいる、ということだけでいい。
蓮井元彦
写真家。1983年生まれ、東京都出身。2003年渡英、Central Saint Martins Art and Design にてファウンデーションコースを履修した後、London College of Communicationにて写真を専攻。卒業後、2007年帰国。以降、東京を拠点に活動する。2013 年、4年間の日常生活を記録したスナップ写真からなる写真集『Personal Matters』をイギリスの出版社 Bemojake より出版する。その後、『Deep Blue – Serena Motola』などの私家版小冊子の発表を経て 2019 年、続編の『Personal Matters Volume II』 (Bemojake)を出版。2020 年には写真集『for tomorrow』(Libro Arte)、2021 年には『写真はこころ』(Printed Union)、2023年に『VIATOR SWELL』(Libro Arte)を出版する。コミッションワークにおいては雑誌や広告のほか、2018 年に吉岡里帆写真集『so long』(集英社)を撮影。G20 大阪サミット 2019 では、京都・東福寺で行われたティーセレモニーに際し制作された図録の撮影を手がける。