「花鑑花伝」

董林 / 陸小燕 / 馮琳

董林

時間:2020年10月6日-10月11日 12:00-19:00
最終日:12:00-17:00
キュレイター:袁鑠涵 張鈺

半山ギャラリーのグループ展

半山ギャラリーのグループ展『花鑑花伝』を2020年10月6日(火)-10月11日(日)より開催しています。

『風姿花伝』より、世阿弥が伝えようとする芸能論の中ではこのような記述があります。“花というものは、万木千草において、四季折々に咲くものであるから、春になった、夏になったと、季節ごとにその都度花をみて珍しく思いもし愛で楽しみもするわけである。”

花は人々に美的観覚を与え、溢れる感情性で人の目を引きます。人々は花たちと同じく、いつでも自分の感情があって、それを誰かに語れるように自分の心で小さな声があるのではないでしょうか?人間は生まれてからいつからか自身のことを認識し、感情で網を作って、自分を包みます。花鑑花伝は感情を知り、そして伝えることを指しています。

今回の展示3人の作家はそれぞれストーリーテラーとして自分の物語を語っています。花から自由を感じる、自分と同じ年代の女性を撮ることでさらに自分を追求する。万物から自分の感情を描くなど数限りなく並ぶ連なるものを自分なりで繋いて、そこから登場する人物、現象、発展などを写真を通じて、表現しています。また今回の展示では、形式と関係なく、デジタルからアナログまで、写真の様々な表情を見ることができるようになっています。

袁鑠涵

作家プロフィール

董 林
1991年中国雲南出身,2015年雲南芸術学院卒業,2020年日本写真芸術専門学校卒業。

陸 小燕
90年代中国広西省出身,2015年湘潭大学でマーケティング専攻卒業。現在は東京を拠点として制作している。

馮 琳
1989年山東省済寧出身,2013年に広州美術学院が学士学位を取得し、2018年に北京映画学院美術学院がニューメディア芸術修士学位を取得。(大学院在学中、2016年7月からイタリア・フローレンサ美術学院に短期留学研修視察を行った。2017年2月に日本の早稲田大学で交流視察を行い、2017年4月に韓国の中央大学で視察学習、展覧会開催)。現在、早稲田大学表現工学博士在学中。

陸小燕
馮琳